ハチミツだけじゃない!赤ちゃんに食べさせるのは危険な食べ物

 

■「赤ちゃんにハチミツを与えないで!」東京都が注意喚起

東京都は7日、離乳食として蜂蜜を摂取していた足立区内の生後6カ月の男児が乳児ボツリヌス症で死亡したと発表した

国立感染症研究所に記録が残る1986年以降、国内で発症が確認されたのは36例目で、死亡したのは初めて

東京都は1歳未満の乳児には蜂蜜を与えないよう注意を呼びかけています

■乳児にハチミツを与えるのはとても危険なんです

1歳未満の乳児がハチミツを摂取すると、腸管内でボツリヌス菌が増殖し、毒素で呼吸困難、便秘などの症状を引き起こす危険がある

致死率は1~3%で、赤ちゃんの原因不明の「突然死症候群」の数%は乳児ボツリヌス症によるという海外の報告もある

母子手帳には離乳食のポイントとして、「はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため満1歳までは使わない」旨が記載されている

■しかし、この事実を知らなかった人も意外と多い

乳児にハチミツ厳禁なのはパッケージの注意書きにもあるはず でも母は最近まで知らなかったみたい ワイ子どもの頃に与えられなくて良かった

……知らなかった……色々と大変なんだな子育て……蜂蜜はパッケージに明記してあるけど、他のもそうなのかな……?

乳児に蜂蜜がよろしくないのは蜂蜜のラベルに書かれてたから知ってたけど、母に聞いたら「私が蜂蜜好きじゃないから知らなかった」と言われた。oh……俺生きてる。

1歳未満の赤子に蜂蜜を与えてはいけないという話、白状するとわたしは知らなかったのだけれど、自分が子供を持たなくとも赤子に接する機会はいくらでもあるので、無知ゆえに人命を奪ったかもしれない可能性は恐ろしい。真面目に聞きたいんだけど、みんなはどこでこれを「常識」として学んだんだ?

■赤ちゃんに食べさせるのを避けた方が良い食べ物は意外と多い

離乳食が始まると「これって赤ちゃんに食べさせていいのかな?」「この食材はいつから食べられるのかな?」と悩むことも多い

赤ちゃんや幼児の体は発達段階なので、大人が食べられるものであっても与えてはいけない食べ物が多くあります

■おさらいしておこう!赤ちゃんに与えない方が良い食べ物

蜂蜜ほどでないまでも、土壌や泥砂中に分布しているボツリヌス菌が含まれている可能性がある

ハチミツ同様に1歳未満の抵抗の弱い赤ちゃんが口に入れてしまうことで、感染する可能性があります

赤ちゃんはまだまだ消化器官も未発達で抵抗力も弱く、生ものは食中毒の可能性がある

食べさせるときは、新鮮で食べやすいものを選び、食中毒には気をつけてください

牛乳のタンパク質が赤ちゃんの内臓に負担をかけてしまいます

出典赤ちゃん・幼児さんが気をつけたほうが良い食材類(一例) : 離乳食インストラクター中田馨の“和の離乳食レシピ”blog

牛乳はたんぱく質の分子量が大きいため、うまく分解できず、アレルギーを引き起こす可能性があります

アレルギーの心配もあるため、牛乳をあげるときは離乳食初期の頃から段階を踏んで少しずつ慣らしてあげる必要があります

消費者庁では3歳ごろまでの子どもにナッツ類を与えないように注意喚起しています

窒息の危険や、気管支に入りやすいので肺炎を起こす可能性があります

飲み込む能力が未熟な3歳頃までのお子様には、ナッツ類を与えないように御注意ください

コーヒーや紅茶、そしてお茶にもカフェインが含まれているので、赤ちゃんにはあげないように注意が必要です

赤ちゃんは消化器官が未発達なので、カフェインを消化するのに時間がかかり、内臓の負担になります

加工食品であるソーセージ、ハム、ベーコンは脂肪分が多く、塩分も多い食材です

これらは内臓の未熟な赤ちゃんに負担をかけてしまいます

食べるのであれば、離乳食完了期の後半からにしましょう

硬度の高いミネラルウォーターはミネラル成分が多く含まれており、赤ちゃんの胃・腸・肝臓に負担をかけてしまいます

ミネラル成分がおおい硬度の高いお水でミルクを作ると、赤ちゃんの体のミネラルバランスが崩れてしまう

ミネラルウォーターを飲ませるときは、必ず軟水を選ぶようにしましょう

■赤ちゃんの食事に関するリスクをしっかり認識しておきましょう

子育ての中で、一番初めに始める「教育」といっていいほど、幼児期の「食育」は重要です

お子さまの成長に「食べること」を通じた経験は欠かせないことです

食べ物には刺激が強い物もたくさんありますので、いつ、何を与えて良いのかを知っておくことが大切です