嘘を見破る方法【相手の話を聞くだけ】

◆人は対面よりも電話で嘘をつくことが多いそうです

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嘘を見破る方法として、相手の目の動き、ちょっとした仕草を観察するといった方法があります。

しかし、ある調査によると人は対面よりも電話でウソをつくことのほうが多いんだとか…。

ちょっとこれでは相手の目の動きや仕草を観察するのはムリですね。

ある調査結果によると、フェイストゥフェイスよりも電話のほうがウソをつく確率が高いのだとか。

相手に表情や動作など見られることがないので、ウソをつき易くなるのかもしれないですね…。

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私たちは1日に多いときで200回ものウソをつかれているんだそう。

直感で気がつくこともあればそうでないことも多いはずです。

相手との会話のやりとりだけで、相手が本当のことをいているかどうか。

会話するときにどんなところに気を付けていれば相手のウソに気がつくことができるのでしょうか?

上司は今期と次期の業績見通しを述べ、「うちを辞めてライバル会社に逃げ込もうなんて考えるのは愚の骨頂だ」と言ったが、はたして本音だろうか。

夫は昨晩遅くなった理由を「仲間と飲んでいたから」と言うが、正直に言っているのだろうか。

私たちは1日に10~200回ほど嘘をつかれており、嘘を見抜く手掛かりはとてもとらえにくく、また直感で自然に分かるものでもありません。

▼人は嘘をつくときに、自分と嘘の対象に距離をとることがある

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人は嘘をつくとき形式的な言葉を使って、自分と嘘の対象に距離をとると言われています。

たとえば普段は名前で呼び合っている人間のことを”あの人”、”彼”、”彼女”などと言い換え、自分との間に距離をとる傾向があるようです。

普段は軽い口調で話す人が、不自然なほど丁寧な言葉遣いになっていたらウソをついている可能性がある。

「僕は君の友人である彼女とは浮気をしていない」

いつも「Aちゃん」と呼んでいたのが、いきなり「君の友人である彼女」という表現になれば、怪しいです。

嘘をつく人は形式的で強調した言葉を使い、嘘の対象と距離をとる言い回しをするといいます。

▼自分への質問に一般論で答える

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嘘をつくときに人は自分を主題にせず、一般論として語ることがある。

自分にされた質問に対し「それは悪いことだよね」など、一人称ではなく、二人称、三人称で受け答えをすることで焦点をぼかそうとする傾向があるんだそうです。

嘘をつくときは自分を主語にせず、一般論として語りたがるのも特徴です。

「浮気したことある?」という質問に対し、「浮気は非道徳的だよね。でも周囲で、浮気している奴って結構いるよね」

1人称で語ると、常に自分のみが標的になっている気がして、ウソを演出することが難しくなります。

そのため、3人称で語るなど、自分以外を話に含めることで話の焦点をぼかそうとします。

ある人に質問をしたとき、相手がその質問を一般化して答えたら要注意だ。

▼前置きをすることで話の信憑性を高めようとする

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人は嘘をつくときに、前置きしてから話しだすことが多い。

「実は…」、「正直な話…」など前置きをすることで信憑性を高めようとします。

これは、話を信じ込ませるために少しでも話を深刻化しようとするパターン。

もちろん、これらの言葉自体に意味はないのですが、普段このような話し方をしない人が急にもったえぶった話し方をしたときは注意が必要かもしれません。

ウソをついているときは、やたらと「実は...」や「マジで...」など前置きをしてから話しがち。

「実を言うと」「正直な話」と切り出し、信ぴょう性を高めようとする

話を信じ込ませるために、全ての話を深刻にしようとする行動パターンです。

これらの言葉自体に意味は無く、多くの人が使うフレーズであるが故に、特に気にする必要もないと考えがち

しかしながら、人が嘘をつく場合、分かりやすいような言葉の変化が表れるものです。

出典もう騙されない!嘘をつく人の特徴10 | 心理学 | Ofee

 

▼相手の質問にオウム返しをするように答える

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嘘をついた人は、質問に答える際に質問で使われた表現を多用することが多いんだそう。

「あなたは○○を△△しましたか?」と質問すれば、「わたしは○○を△△していません」と答えるということです。

これは、”していない”というアピールを強調したがるため、相手の言葉をそのまま使うという心理が働いているんだそう。

嘘をついた人は質問に対して答える時に質問で使われた表現をそのまま使う傾向がある。

例えば、「貴方は最後に残っていた赤いお菓子を食べましたか。」という質問に対して「いいえ、私は最後に残っていた赤いお菓子を食べていません。」と答える。

こんな感じで答えてしまうのが嘘をついている人間の特徴

取っていないというアピールを強調したがるのでこのように質問で使った言葉をそのまま使い説明を膨らませようとする心理が働くからです。

▼YESかNOを答えることに躊躇する

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こちらの質問がYESかNOでの答えを求めていた場合、本来であれば相手はそのどちらかで答えるのが普通。

それなのに、はぐらかしてみたり、質問に質問で返して来たりする。

真実が不都合なものである場合、人はより伝えたい情報を口にしたいと思うもの。

こういった返答をする相手には何かそうせざるを得ない理由があるはずです。

たとえば、イエスかノーの答えを求める質問(「あなたがやったのですか?」など)をしたときに、「私ではありません」や「私はやっていません」といった否定が返ってこなかった場合

「YES」か「NO」で答えてほしいと言っているのに、違う言葉でごまかそうとしたり、質問に質問で返す等の行動をするようなら嘘をついている可能性が高いと言えます。

真実が不都合なものであるときには、より伝えやすい情報を口にしたいという心理作用が働くもの

その結果、質問に対して話をずらしたり、質問に対する回答にはならない答えをするなど歯切れの悪さを感じさせる事になるでしょう。

▼些細な間違いにも過敏になり、間違いを認めようとしない

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嘘をついている場合、人は嘘を貫き通そうと必死になっています。

そのため、話の本筋とは関係ないちょっとした間違いにも過敏になり、間違いを指摘するとムキになって反応します。

自分の話の間違いを指摘されたことに大げさに反応し、小さな間違いも認めたがらないことがあるようです。

会話の中に嘘の気配が漂ってきたら、会話の中の些細な間違いを指摘してみましょう。話の本筋と関係なくてもOKです。

ウソをついている場合、完全にウソを貫き通そうと必死になっています。

そのため、些細な間違いやちょっとした話の矛盾を指摘されただけでも、必要以上に大げさに反応し、間違いを認めたがりません。

嘘を見破られることを心配しているときは、些細なことでも指摘されるとムキになりやすくなります。

◆これらがあったからといって全てが嘘というわけではありません

これらの兆候があったからといって必ずしも相手が嘘をついているとは限りません。

あくまで参考にとどめるようにして、必要以上に疑心暗鬼にならないようにしてくださいね。

あくまでもご紹介した言動がすべてウソにつながるというわけではありませんので、くれぐれもご参考まで...。